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こちらの画像のように、「ふくよかなマネキン」をご覧になったことはありますでしょうか。うちのブランドは大きなサイズまでご用意がありますよという意味合いの他に、どんな体型の人でも美しいし、ありのままの自分のカラダを受け入れようという【ボディポジティブ】という（主に女性発信の）ムーブメントからきているらしいのです。ダイバーシティ、多様性を受け入れようみたいな話なのでしょう。違っていたらごめんなさい。ボディポジティブとは何ぞや？という方はこちらの記事が分かりやすいかと思います。
痩せた体だけが美しいわけじゃない！太っていようといい、そんな自分を愛していこうよ！そんな意味合いの言葉、価値観だと解釈しました。

当然ながら他人が人の体型や容姿に関して指摘したり、口出ししたり、ましてや蔑んだりすることは良くないことなのは理解できます。よくネットニュースなどでアイドルや俳優さんの記事に【激太り】などという見出しがつくことがありますが、常々ひどいこと言うなぁと感じます。そして痩せたら痩せたで「激やせ」「不健康！」と言い出す。そんなことは大きなお世話でしかありません。
自分が太っていようと痩せていようと他人の目や意見などどうでも良い。自分は自分を美しいと思う！というのであればそれはその人の価値観なのですから誰にもどうにも出来ないし、どうにかするものでもありません。
そしてまた、他人が自分を見て「デブだなあ」「ガリガリだなぁ」と思うこともまた相手の価値観なのですからどうにも出来ません。※それを口に出したりコメントしたりするのは悪意です！（二回目）
ちなみに僕は、ほどよく筋肉があり痩せていて健康的な見た目の人を「美しい」と感じますし、自分もそうありたいと思い日々生活しています。だからと言って太っている人やガリガリな人を攻撃しようなどとは思いません。運動を全くしない人を怠惰だとも思いません。筋肉をつけて引き締まった体型になりたいんです、という方を全力でサポートするだけです。そう思っていない方にまで努力することを強要しようとは思いません。

自分のありのままの体型を受け入れ愛そうという価値観も、スリムで引き締まった体型こそ美しさであり憧れる対象！という価値観も、どちらも正しいことであり自分が満足して生きられればそれでいいと思うのです。ただしてはいけないことは自分の価値観を他人に押し付けて強要することです。第一、心の中にある感覚や価値観なんてものは外から「こう思え」と言われても受け入れがたく、自然発生的に沸いて出てくるものですから止めようがありません。痩せている人もいる、太っている人もいる、そんな中で自分はどんな体型でありたいか、それで十分な気がします。

そもそも自分に優しい言葉を掛けることはとても難しいものです。自分自信を誇りいつくしむことが出来る人はどれだけいるでしょう。太っていること、コンプレックスを許容して受け入れてと言われても、なかなかそう思えるものではありません。「あなたはありのままでいい」や「自分を許そう」という言葉は耳障りはとても良いのですが実践するとなると途端に難しくなる。どうしても人と比べて劣等感を感じてしまう。人とはそういうものです。ポジティブで良い思考だとは思いますが、現実的に受け入れられているのでしょうか。

このまま時が流れ、多くの人の心の中から「細いことが美しいことだ」という固定観念が崩壊する日が来て、体型に関わらずみんな素晴らしい個性だよねと心から思える日が来るといいですが、難しそうです。

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