■コラム■割れた腹筋はキッチンで作られる(名言)

2024/09/10

これはかの有名なボディビルダー、シュワちゃんが放ったとされる名言です。「引き締まった腹筋は(腹筋運動を頑張るのではなく)食べ物を管理することによって手に入るんだよ」というありがたい教訓です。

ダイエットを始めよう!と決心した皆様に必ず知っておいていただきたいことがあります。それは、【痩せるためには食生活や食事の内容は絶対にいじる必要がある】ということです。量が多すぎれば減らす必要がありますし、ハイカロリーなジャンクフードやクリームたっぷりのフラペチーノ等を食べているのなら基本的には一定期間断たなければなりません。それに加えて【筋トレ】なのか【ランニングやウォーキング】なのか【ヨガやピラティス】なのか、自分がなりたい体や出来そうなことを踏まえて付け足す運動を決める必要があります。
もう一度言いますが、ダイエットは【食事制限(必修科目)】+【運動(選択科目)】で初めて成り立ちます。必修科目である食事から目を反らしていては、どんな運動をしても減量には成功しないでしょう。

そもそも人はなぜ太るのか?簡単です。食べ過ぎるからです。量そのものを食べ過ぎている場合もあれば、量はそこまでではないのに少量で物凄いカロリーのお菓子や飲み物を飲み食いしている場合もあります。お寺の精進料理のような食事を毎食とっていてブクブク太る人がいないように、人は適切なものを適切な量食べていれば太ることはないのです。ここまでくれば説明不要ですが、どうやったら痩せるのか?食べる量を減らし、低カロリーなものを選ぶだけです。そうすれば嫌でも痩せます。
食べ過ぎている、もしくは高カロリーなものを好んで口にして太っているにも関わらず、それを運動(選択科目)だけでどうにかしようとする方が少なからずおられます。食べるものを変えるのも、量が減るのも嫌だからです。食生活の改善や制限(必修科目)から逃げていては減量という単位はまず取れません。運動習慣の塊であるトレーナーの僕でさえ、毎日ピザや揚げ物を食べながら運動だけで痩せろと言われたら達成することはできないと断言します。痩せたいのであれば、今まで通り好きなものを好きなだけ食べられるとは思わないことです。覚悟を決めましょう。それが嫌なのであれば、太っていることを受け入れ好きなものを好きなだけ食べましょう。こんな幸せなことはありません。

ですので、痩せることが目的でジムやホットヨガやマシンピラティスに入会することを検討するのであれば、【食生活への適切なアドバイスが受けられるか】を必ず確認しましょう。自分が出来るか出来ないかはまず置いておいて、何をどう食べれば目的の身体に近づけるかを正しく教えてもらえるかどうかです。これは本当に大切。
間違っても【この運動を週1回1時間やれば引き締まる!】なんて思わないことです。他週7日食べたものを帳消しにして、さらに蓄えてある脂肪まで落とすような運動なんて存在しません。1回1時間の運動と、週7日数時間おきに来る食事のタイミング、どちらが体型に及ぼす影響が大きいか。ここまでお読みいただいた方には十分伝わったかと思います。間違っても栄養に関する基礎知識すら持たない「先生」のいる教室には入らないで欲しいなと願います。

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