国立駅徒歩5分！完全個室のパーソナルジムSaikyo personal GYM｜好きな時間に美ボディメイク、あなただけのパーソナルトレーニングメニューも！

先日、女性からこんな質問をされました。
「入会したジムのマシンの使い方を習っているとき、急に背中やお尻を触ってきてびっくりした。これって普通？」
※実話です。

海外では「ワークアウト・ハラスメント」なる言葉まであるそうです。教える側と教わる側という立場を利用して、性的な嫌がらせや言動を行うということですね。

まず、【お客様の了承を得ず体に触れることはあり得ません。】これが私の見解です。
※当ジムでは必ずトレーニングを受けて頂くにあたり書面で一緒に確認を行います。「指導の際お体に触れる場合がある旨と、不要であれば事前に申し出てください」と。

トレーナーという立場から言わせていただくと【体に触れず行うトレーニング指導などあり得ない】のですが、それもあくまでお客様が承知してくださった上での話です。
少なくとも、初対面の方に対して何も了承を得ず触れることは絶対にしません。

このご時世、「こちらはそんなつもりはなかった」という言い訳は通用しません。
相手が嫌な気持ちになった、不快だったと感じればそれはもう立派なハラスメント。
お尻や胸はアウト、背中や足首はセーフでもありませんよね。どこを触ろうと、同性同士であろうと相手に承認を得ず勝手に触れたのであれば（相手によっては）訴えられても文句は言えません。

お客様が不快に思うこと、嫌がることはしない言わない。こんなことは当たり前のことです。
「指導のためお体に触れても宜しいでしょうか」という一言はかけるべきだと思います。

もう一点、指導やサービスを受ける立場からしても「あまり触らないでもらえますか」とは言いづらいもの。
それを察して、トレーナーのほうからあらかじめ確認しておくほうが親切なのではないでしょうか。
（もちろん、許可をもらったからと言ってどこもかしこも触って良いわけではありませんよ！）
当然、触れたほうが意識がしてもらいやすかったり、分かりやすい場面というのは多々あります。私もお身体に触れて指導に当たることはそれはもう沢山あります。

問題は【受けた側がどう感じるか】＝【相手次第でハラスメントの許容ラインが変わる】ということ。触っていいかどうか、どのくらい触っていいのか、場所はどこまでOKなのかはトレーナーが決めることではありません。お客様が決めていいのです。
あなたが不快に感じ、セクハラだ！と思ったらそれはもうセクハラなのです。「他の人は何も言ってないし…」「自意識過剰なのかな…」なんて思う必要はありません。はっきりと嫌なものは嫌だと伝えましょう。

もちろんトレーナー側はプロとしてそういった心情や自分が侵してしまうかもしれないリスクに配慮をすべきです。許可を頂かずお体に触れるなんてもってのほか！
そして指導を受ける側の心構えとしては、「ここまでなら許せる」という線引きをしておき、「触れられたくない場所がある、言葉のみで説明して欲しい」などとしっかり伝える必要があります。勇気がいることだと思いますが、嫌な思いをしないように、トラブルにならないように、トレーナーと良い関係を築けたら嬉しいですね。

資格は持っているか、知識があるか、指導が上手か…プロのトレーナーとしてもっともっと大事な事が欠けている気がしてしまうエピソードでした。
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